「埃は極力たてないでほしい」と言うお客さんの要望から木材の切断加工は工場外での作業です。
工場内床にはプラ養生を後の解体時までに50枚ほど敷き詰めての作業。土足可でもあり、敷かなくても良いようなものですが、工場内の油ぎった床に、靴底に付いた外の大鋸屑や石こうボードのかすが絡んでは、掃除が厄介に成りそうだったので仮設費用として見込んでおりました。お客さんにすれば無駄な作業かも知れない?…全てから見ると無駄ではない…(此処までの作業に2日間、大工4人役)
「良い仕事、頼むね!」と大工さんには今回特に念押しをした。勿論「此処は良い仕事、他所は程々に」と言う事ではなく、何処の仕事をしても良い仕事を心掛けている。今回は人が生活をする住まいではなく、大勢の人が作業をする工場。うっかりすると作業が雑に成りがちです…特に部分改装工事は永年の劣化や変形した部分あるいは傷汚れやら、以前の仕事の出来具合やらに影響を受け「こんなもんよ!」と自分を納得さす、あるいは言い訳がつくりやすい、…私の経験からはそんなように感じている…時折職人さんにも「わしはこんな気持ちで、こんな考えで仕事しよるけん、めんどい事言うようやけどたのまいな〜」とつたえる。真剣に受け入れてもらえば私も大した物だが、なかなかそうはいきません…わたすが未熟なのです…
ラベル:工場リフォーム